個人情報保護法の基本
個人情報を扱う会社(個人情報取扱事業者)が守ることを決めた法律です。会員登録、問い合わせフォーム、メールの配信、アクセスのログ。Web の仕事では、ほぼ毎日関わります。
これは個人情報?(押して仕分け)
それぞれ、どれにあたるかを押してください。答えと理由が出ます。例は、個人情報保護委員会のガイドラインにあるものです。
Web の仕事で出会う 7 つの決まり
漏えいしたら(第26条)
次の 4 つのどれかにあたる漏えい(そのおそれも含む)は、個人情報保護委員会への報告と、本人への通知がいります。気づいたら 1 人で抱えず、すぐ上の人へ。動き方はセキュリティ「漏れたかも、と思ったら」へ。
Cookie やタグの「外部送信」(電気通信事業法)
アクセス解析・広告・SNS のボタンなどのタグは、利用者の端末から外へ情報を送らせます。2023 年 6 月 16 日から、ある種のサービスでは、送る情報・送り先・目的を、利用者が確かめられるようにする決まりができました(電気通信事業法 第27条の12。外部送信規律)。
この実装、外部送信の公表は要る?
総務省のフローチャートと FAQ をもとにした目安です。フローチャートが扱うのは「情報のオンライン提供」のサービスで、ほかの種類にも対象になるものがあります。考え方のヒント
示さなくてよい送信
よくある疑問(総務省の FAQ)
書き方の例 考え方のヒント
送る中身の書き方は、FAQ の例(「閲覧した Web サイトの URL、閲覧した日時等」)に合わせました。実際に何を送っているかは、タグごとに確かめます。開発者ツールの Network で、どのドメインに何が飛んでいるかを見るのが早道です(デバッグ「切り分けの技と道具」)。
| 送り先 | 送る情報 | 目的 |
|---|
OSS ライセンス
composer や npm で入れるライブラリには、それぞれ使ってよい条件(ライセンス)があります。多くは自由に使えますが、表示を残す義務があったり、ソースを出す義務が出たりします。義務がかかるかは「どう使うか」で変わります。
入れているもののライセンスを調べる
composer.json や package.json の license には、SPDX という一覧の識別子(MIT、Apache-2.0、GPL-3.0-only など)を書くよう、Composer と npm の公式の文書が案内しています。
著作権(画像・フォント・引用)
人が作った文・画像・写真・プログラムには、作った人の権利があります。ネットで見つけたものを、そのまま使ってよいとは限りません。
引用の 4 つの条件(第32条)
決まりを守れば、許可を取らずに他人の著作物を使えます。報道・批評・研究などのためです。
画像・フォント・コードを使うとき
利用規約・プライバシーポリシー・通販の表示
文の中身を決めるのは、会社の法務です。エンジニアは、同意の取り方・表示する場所・変えるときの知らせ方を、画面と仕組みで支えます。考え方のヒント
同意をとる画面では、チェックを最初から付けておかない。外部送信の同意について、総務省は「チェックボックス等にあらかじめチェックを付しておくなど、利用者が能動的に同意を行ったとはいえないような方法はとらないでください」としています。
AI 時代AI と決まり
AI に入れる情報、AI が作ったもの、AI が書いたコード。どれも、今ある法律と資料で考えられます。
チェックリスト
作ったものや、今の仕事で確かめたものに印を付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント